近年、大量発生するオニヒトデをサンゴ礁保全の目的で駆除活動が実施されてきました。
毒針を持つオニヒトデは、捕獲しようとする作業の中で毒針に刺される事故も発生したことから、
環境省中国四国地方環境事務所は「平成 22 年度マリンワーカー事業（オニヒトデ駆除手法調査事業）」によって、希酢酸をオニヒトデに注射することによる効果的なオニヒトデ駆除法を開発しました。

この駆除方法については黒潮生物研究財団により「オニヒトデ駆除マニュアル　酢酸の注射による駆除手法の紹介」
として発行されました。

このマニュアルの中には、その効果的な駆除方法について駆除用に動物用連続注射器を使うことが推奨されており、その中でも弊社取り扱いの連続注射器ニュージーランド Simcro社バリアブルシリンジ ST5Vが紹介され推奨されています。

その理由として、一般的な動物用の連続注射器は、海中での使用や酸やアルカリなど腐食性の薬品を使用することを想定していないためステンレスや真鍮などの金属やガラスを多用していて、１台 10,000 円を超える高価な製品が多いこと。

これに対して、ニュージーランド Simcro社バリアブルシリンジ ST5Vはほとんどの部品がプラスティック製である、バレルと呼ばれる透明な注射筒の部分がねじ込み式で簡単に着脱でき、様々な容量のものに交換可能、価格が安価であるなどの特徴が評価されています。

●連続注射器　ニュージーランド Simcro 社　バリアブルシリンジ ST5V　
日本代理店：株式会社フロンティアインターナショナル

オニヒトデ駆除マニュアル